塩辛い雨のち、


哀しみの果てに 一滴の雫が垂れて
やがてそれは流れて 孤独と共に溜まる

覆う雲を払おうと 手を差し伸べた先に君の笑顔は在ったの?
歪む暗闇の中に 痛む輝きの中に 君の淋しさは埋もれていたの?
降り注ぐ雨の中 僕は傘差して君の居場所を作るから
この曇り空を青く染め上げる 君の笑顔に意味なんてなくっていいから
眩い光が差し込むような 素敵な朝を奏でよう

道に溜まった塩辛い水溜まり
そこに映りこんでいたのは 僕達だと気付いた