Blank


曇った窓ガラスに書いた文字
今も届けられない言葉だけが膨らんで
飛ばした風船はこれでいくつ目だろう

宛名の無い想いなら
せめて見えなくなるぐらい 遠く 遠く
感情を忘れるぐらい 深く 深く

沈む空には
今日も哀しい青が広がっているだけで