朝顔


地平線に日が昇り 風がそっと髪を流す
心地よさに目が覚めて 朝焼けが時を奏で始めたら
ジョウロ片手に飛び出した

君はいつも限られた時間の中で
笑顔で僕を迎えてくれる
その一時が嬉しくて
精一杯ジョウロを君に傾けた

音のように時は流れて
夜の訪れ 君はもう居ない
僕はまた 日の沈みと共に
ジョウロに想いを注ぎ始めた